第47期期末株主通信

株主通信

2023/4/1 - 2024/3/31
  • ご挨拶
  • 業績ハイライト
  • A&Dホロンのサステナビリティご紹介
  • TOPICS

ご挨拶TOP MESSAGE

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2024年3月期の業績および2025年3月期の業績見通しについてご報告いたします。

前期比増収増益、
ほぼ予想通りの着地
利益率の高い半導体関連事業が大きく伸長し全体業績を牽引

半導体関連事業において、半導体市況の弱含みによる在庫調整や設備投資の抑制が続いていたものの、当社製品への需要は年間を通して堅調に推移し、売上高、営業利益ともに当初予想を大きく上回りました。また、従来からの収益性に加え、生産性の向上と経営統合後のグループ調達による原価低減を進めてきたことで利益率はさらに向上しました。医療・健康機器事業は、米国での家庭用血圧計の需要が引き続き好調に推移する一方で、欧州でのコスト増および為替変動の影響により、売上、利益ともに減少しましたが、全体としてはほぼ当初予想通りの着地となりました。計測・計量機器事業においては、国内は設備投資需要の高まりにより、特に第4四半期でのDSPシステム(計測・制御・シミュレーションシステム)の出荷が好調に推移し、売上、利益ともに貢献しました。しかしながら米州での設備投資抑制や主力の計量機器における前年度特需からの反動減が最後まで重荷となり業績に影響しました。
以上の結果、2024年3月期の売上高は61,955百万円(前期比5.0%増)、営業利益は7,955百万円(前期比6.4%増)、経常利益は8,240百万円(前期比7.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,299百万円(前期比4.1%減)となりました。

代表取締役執行役員社長 森島泰信

中期経営計画最終年度である25年3月期は
売上高660億円、営業利益92億円を見込む

当社グループが展開する半導体関連、医療・健康機器、計測・計量機器の各事業は、全て中長期的な成長が期待できる領域です。その中でも成長ドライバーである半導体関連事業をさらに強化すべく、24年2月にホロンの新工場建設について発表しました。需要増に対応する安定的な生産体制を確立するとともに本社工場内の開発スペースを拡充することで次世代装置等の新製品開発を促進し事業拡大を図ります。さらに24年5月にはエー・アンド・デイによるシンガポールを拠点とする遠隔呼吸モニタリングソリューションのプロバイダーである Aevice社への出資を発表、本出資は社会が直面する健康上の課題へのソリューションを提供するための能力強化を目的としています。
中期経営計画最終年度となる25年3月期は業績の達成を目指すとともに次の成長に向けて事業基盤のさらなる強化に取り組んでまいります。

業績ハイライトFINANCIAL HIGHLIGHTS

2024年3月期

  • 売上高
  • 営業利益
  • 親会社株主に帰属する当期純利益

業績推移

(単位:億円)

  • 売上高
  • 営業利益
  • 親会社株主に帰属する当期純利益
2024年3月期の
決算情報はこちら

サステナブルな社会の実現に向けて持続可能な社会の実現に向けて、多くの産業で私たちの「はかる」技術が使われています。

食品製造ライン

食品の生産や加工過程において、加熱温度や加熱時間の管理は非常に重要です。また異物混入によるフードロスを防ぐためのチェック機能として検査機器の需要が増加しています。

X線検査機AD-4991シリーズや金属検出機AD-4976/AD-4971シリーズは、検査や記録の自動化が可能となっており、安全・安心な食の製造インフラの確立に貢献!
近年では脱炭素剤による保存性の高い食品に対応した異物検査ソリューションも展開し、社会的課題の一つであるフードロスの削減にも貢献!

日本の多くの産業で少子高齢化に伴う後継者不足が問題になっていますが、特に農家の高齢化は深刻な課題となっています。そのため農作業の効率化やIT化への需要が高まっています。

防塵防水はかり SJ-AWP / SJ-AWP-BTシリーズは、3段5色のコンパレータライト機能によって、農家での出荷時の選別やランク分け作業のスピードアップに貢献!
また、SJ-AWP-BTシリーズは、Bluetooth通信機能によってPCでのデータ管理も可能となり農業のIT化に貢献!

学校

児童・生徒への安全な教育環境の提供は社会的にとても大事なことです。
熱中症は屋外だけでなく屋内でも発症の可能性があることから教室・体育館等の環境把握も求められています。

黒球付き熱中症指数計は、使用場所(室内・室外)に合わせたモード選択が可能なうえ熱中症指数(WBGT)をデジタル表示で可視化するだけでなく、アラームブザーで危険を知らせてくれます。
教育現場における児童・生徒への安全な教育環境の提供と健康被害発生リスク回避に貢献!

病院

病院外来や健診施設でのデータ管理業務の省力化と効率化は業務環境改善の面からも急務といわれています。

データ収集アダプタAD-6904Aは、健診施設や病院外来等でのバイタル測定機器のデータ収集を可能とし、上位システムや電子カルテ等へデータの自動転送を可能とします。
自動化により入力と確認作業の省力化、効率化だけでなく医療DXにも貢献!

自動車工場

カーボンニュートラルの実現に向けてEVやFCVといった環境対応車の開発が加速しています。そこではモーターやバッテリー、タイヤなど電動車を構成する様々な重要コンポーネント・ユニットの開発が行われ、使途に応じた開発ツールや試験装置が使われています。

モーターやバッテリーのシミュレーション開発ツールをはじめとする電動車向け開発ツールの提供とアプリケーションの拡充、高容量の力(ちから)センサを活用したタイヤ試験機の提供を推進することで開発の効率化に貢献!
また、二次電池生産時に使用される生産ライン組込み用高精度計量センサーの提供で精密かつ安全な製造に貢献!

ゴミ処理施設

ゴミの分別は環境を守るうえで欠かせない行為です。適切な分別によってリサイクル率が向上し資源の無駄も減ります。また、焼却ゴミの削減により有害物質の発生も抑えられ環境汚染対策にもつながります。

市町村にある処理施設では、出入口に設置した計量器にてトラックで搬入した各種廃棄物の総量を計っています。
また施設内では、金属やプラスチックなどの再生可能なものと焼却ゴミを分別しながら各種計量器で計量し数値化することで、総量だけでなく各種別の量的分析や指標化などに役立っています。トラックスケールをはじめ、用途に応じた計量機器を提供することで地球環境の保護に貢献!

米農家

米の紙袋輸送には手荷役の負担が大きく、近年トラックドライバーの確保が難しくなってきていることから、作業の効率化や輸送力の確保など物流上の課題解決が求められています。

JA全農では、輸送時の梱包形態を従来の紙袋から統一規格のフレコンバッグへ転換、紙袋輸送のパレット化による物流作業の効率化、コストの抑制、お米の安定供給に取り組んでいます。フレコン出荷やパレット輸送に使用するパレット一体型の台はかりを提供することで、お米の物流課題の改善に貢献!

サステナブルな社会の実現に向けて持続可能な社会の実現に向けて、多くの産業で私たちの「はかる」技術が使われています。

食品製造ライン

食品製造ライン

食品の生産や加工過程において、加熱温度や加熱時間の管理は非常に重要です。また異物混入によるフードロスを防ぐためのチェック機能として検査機器の需要が増加しています。

X線検査機AD-4991シリーズや金属検出機AD-4976/AD-4971シリーズは、検査や記録の自動化が可能となっており、安全・安心な食の製造インフラの確立に貢献!
近年では脱炭素剤による保存性の高い食品に対応した異物検査ソリューションも展開し、社会的課題の一つであるフードロスの削減にも貢献!

畑

日本の多くの産業で少子高齢化に伴う後継者不足が問題になっていますが、特に農家の高齢化は深刻な課題となっています。そのため農作業の効率化やIT化への需要が高まっています。

防塵防水はかり SJ-AWP / SJ-AWP-BTシリーズは、3段5色のコンパレータライト機能によって、農家での出荷時の選別やランク分け作業のスピードアップに貢献!
また、SJ-AWP-BTシリーズは、Bluetooth通信機能によってPCでのデータ管理も可能となり農業のIT化に貢献!

学校

学校

児童・生徒への安全な教育環境の提供は社会的にとても大事なことです。
熱中症は屋外だけでなく屋内でも発症の可能性があることから教室・体育館等の環境把握も求められています。

黒球付き熱中症指数計は、使用場所(室内・室外)に合わせたモード選択が可能なうえ熱中症指数(WBGT)をデジタル表示で可視化するだけでなく、アラームブザーで危険を知らせてくれます。
教育現場における児童・生徒への安全な教育環境の提供と健康被害発生リスク回避に貢献!

病院

病院

病院外来や健診施設でのデータ管理業務の省力化と効率化は業務環境改善の面からも急務といわれています。

データ収集アダプタAD-6904Aは、健診施設や病院外来等でのバイタル測定機器のデータ収集を可能とし、上位システムや電子カルテ等へデータの自動転送を可能とします。
自動化により入力と確認作業の省力化、効率化だけでなく医療DXにも貢献!

自動車工場

自動車工場

カーボンニュートラルの実現に向けてEVやFCVといった環境対応車の開発が加速しています。そこではモーターやバッテリー、タイヤなど電動車を構成する様々な重要コンポーネント・ユニットの開発が行われ、使途に応じた開発ツールや試験装置が使われています。

モーターやバッテリーのシミュレーション開発ツールをはじめとする電動車向け開発ツールの提供とアプリケーションの拡充、高容量の力(ちから)センサを活用したタイヤ試験機の提供を推進することで開発の効率化に貢献!
また、二次電池生産時に使用される生産ライン組込み用高精度計量センサーの提供で精密かつ安全な製造に貢献!

ゴミ処理施設

ゴミ処理施設

ゴミの分別は環境を守るうえで欠かせない行為です。適切な分別によってリサイクル率が向上し資源の無駄も減ります。また、焼却ゴミの削減により有害物質の発生も抑えられ環境汚染対策にもつながります。

市町村にある処理施設では、出入口に設置した計量器にてトラックで搬入した各種廃棄物の総量を計っています。
また施設内では、金属やプラスチックなどの再生可能なものと焼却ゴミを分別しながら各種計量器で計量し数値化することで、総量だけでなく各種別の量的分析や指標化などに役立っています。トラックスケールをはじめ、用途に応じた計量機器を提供することで地球環境の保護に貢献!

米農家

米農家

米の紙袋輸送には手荷役の負担が大きく、近年トラックドライバーの確保が難しくなってきていることから、作業の効率化や輸送力の確保など物流上の課題解決が求められています。

JA全農では、輸送時の梱包形態を従来の紙袋から統一規格のフレコンバッグへ転換、紙袋輸送のパレット化による物流作業の効率化、コストの抑制、お米の安定供給に取り組んでいます。フレコン出荷やパレット輸送に使用するパレット一体型の台はかりを提供することで、お米の物流課題の改善に貢献!

20250年カーボンニュートラルの実現にもA&Dホロンの技術が使われています20250年カーボンニュートラルの実現にもA&Dホロンの技術が使われています

社会や環境の多様な課題に対応するには、正確な計測が必要不可欠です。私たちの「はかる」技術は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新しい産業やイノベーションを支える基盤となっています。※以下は一例です

  • エネルギーエネルギー
  • マテリアルマテリアル
  • 半導体半導体
当社グループにおける
サステナビリティの取り組み
詳細については、
ぜひこちらをご覧ください

TOPICSトピックス

Aevice Health Pte Ltdに
出資する契約を締結

エー・アンド・デイは、シンガポールを拠点とする遠隔呼吸モニタリング ソリューションのプロバイダーである
Aevice Health Pte Ltd(以下「Aevice社」) に対する100万米ドルの出資契約を締結しました。

本出資は、社会が直面する健康上の課題へのソリューションを提供するための当社能力の強化を目的としています。今回の出資により、当社グループの強みである血圧計を主体とした医療領域の技術・販売網と、Aevice社の持つ独自のデジタルヘルスに関する技術の相互活用が促進され、より付加価値の高い新商品・新サービスの創出が可能となります。

aevicehealth

「医療へのアクセスを改善し、患者に活力を与え、医療コストを削減すること」を使命とし、最先端のテクノロジーを用いた独自の非侵襲性遠隔患者モニタリングプラットフォームとウェアラブル聴診器「AeviceMD」を通じて、喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)ケアの改善に注力するデジタルヘルス企業です。

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