第46期中間株主通信

株主通信 2022/4/1~2022/9/30

ご挨拶

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
第46期上半期の業績及び今後の見通しをご報告いたします。

第46期上半期売上高が過去最高を更新

当上半期における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化等による原材料価格の高止まりや、エネルギー価格上昇の継続、物価上昇を抑えるために各国がとった金融引き締め政策による景気後退懸念、急速に円安が進む為替相場等、先行き不透明な状況が続いております。

これらの状況のもと、計測・計量機器事業は、成長をけん引する米州において、主力の計量機器の好調に加え、汎用天秤の特需が売上伸長に寄与し、売上、利益ともに堅調に推移しました。医療・健康機器事業では、日本・米州の家庭用血圧計等の需要が好調に推移し、前期並みの売上を維持しました。また、半導体関連事業は、引合い、受注ともに非常に活発な状況が続いており、売上、利益ともに増加しました。

以上の結果、当上半期の業績は、売上高27,162百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益1,826百万円(前年同期比14.4%減)、経常利益2,232百万円(前年同期比0.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,465百万円(前年同期比7.5%増)となりました。

売上高は過去最高の業績を達成いたしましたが、急激な円安により棚卸資産の未実現利益消去に係る売上原価の増加が利益を大きく押し下げております。尚、当該影響については為替の影響を最小限に留めるよう、在庫水準の適正化に向け継続的に取り組んでおります。

通期の業績予想を上方修正

当上半期の業績と今後の為替相場や需要予測等、最新の見通しを踏まえて検討した結果、通期見通しを上方修正いたしました。

上方修正詳細はこちら

当社は2022年4月1日より新たなグループ編成をスタートし、改編効果を最大限に創出すべく複数の分科会を設置し活動しております。引き続き株主の皆様からのご期待とご信頼に応えるべく、統合シナジーの早期実現と企業価値向上に向けてグループ一体となって取り組んでまいる所存です。

株主の皆様には、引き続きご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

代表取締役執行役員社長森島 泰信

トピックス

電動車開発向けリアルタイムシミュレータ
「EV-Sim HELIOS Edition」販売堅調

当社がトヨタテクニカルディベロップメント株式会社と共同開発し、2022年5月に本格的に販売開始したリアルタイムシミュレータ「EV-Sim HELIOS Edition」の販売が堅調な出足を見せています。

同製品は、自動車メーカー等においてコア技術となるECU(電子制御ユニット)の調整や評価に用いられております。モーターなどの実物を用意する代わりにそれらの動きを高精度に再現することができるため、開発期間の大幅な短縮が可能となり開発の効率化に貢献しております。

今後、車両の電動化が一層進むことに合わせ、お客様の要望に合わせた機能追加への柔軟な対応などを行って販売力を強化し、さらなる販売拡大を図ってまいります。

詳しくはこちら

デジタル身長体重計「AD-6351」
「日本学校保健会」の推薦用品に選定

当社のデジタル身長体重計「AD-6351」が日本学校保健会の推薦用品に選定されました。
デジタル身長体重計「AD-6351」は、2021年度に計量機器メーカーでは初めての推薦用品として選定され、引き続き本年度も推薦用品の一つに選定されました。

日本学校保健会は子どもたちの健康に関する調査・研究・企画を通じて、学校保健の向上発展を促進する公益法人です。

身長、体重、BMIを1台で同時に測定可能

測定時間の短縮が可能

測定データは校務支援システムに連携可能

入力ミスやダブルチェックが不要になるため、養護教諭や測定介助者の負担を軽減

表示器は本体から取り外し可能

測定結果の視認性が向上

コンパクト設計

設置・収納や施設内移動が容易

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パルスオキシメータ「UP-200(Pulse Pro)」新発売

かんたん操作、持ち運びに便利な小型、軽量のパルスオキシメータです。動脈血酸素飽和度を手軽に計測できます。

販売名:パルスオキシメータ UP-200
医療機器認証番号 :304AHBZX00004000

主な特徴

  • ・小型、軽量:本体わずか50g(電池含む)
  • ・かんたん操作:装着するだけで電源ON、外せば電源OFF
  • ・PI値表示機能搭載:測定対象の指先が、
    測定に適した状態か判断するために役立ちます
  • ・ディスプレイ:カラーLCDで高い視認性
  • ・回転画面表示:本体の向きで画面が4方向に回転
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決算サマリー

第46期上半期売上高が過去最高を更新
通期の業績予想を上方修正

―第46期上半期の業績―

―第46期通期業績予想の修正―

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―事業別の概況―

半導体関連事業

国内
  • ・当初の計画通りに出荷・検収が完了し想定通りの業績進捗へ
  • ・半導体に対する更なる微細化要求は堅調、最先端領域への投資は継続を見込む
  • ・引合・受注はA&D、ホロン共に活発な状況が継続

※半導体関連事業は国内のみ

計測・計量機器事業

国内
試験機やDSP案件の一部に遅れが生じたものの、セグメント全体業績に影響無し
海外

米州:主力の計量機器が引き続き好調に推移、汎用天秤の 特需もあり売上、利益ともに大きく増加

アジア・オセアニア:韓国における計量機器やインドにおける金属検出器・ウェイトチェッカの売上が伸長

利益
増産対応とともに生産効率化を図ることで大幅増加

医療・健康機器事業

国内
病院向けの看護用血圧計需要が一服し医療機器の売上は減少、家庭用血圧計等の需要は好調に推移
海外

米州:米国における大口案件の継続に加え、カナダにおいても一般消費者向けの家庭用血圧計の売上が伸長

欧州:一部の地域において販売台数の減少が見られるものの、円安の影響が大きく、円換算後の売上、利益ともに増加

利益
原材料価格高騰の影響や、航空便を含む米国向け輸送費の高騰が影響し減少

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