技術紹介

A&Dホロンホールディングスの事業は、創業以来培ってきた「はかる」技術によって支えられています。
当社の「はかる」技術は、3つの事業に共通する「基盤技術」と、お客様の課題解決に貢献する「ソリューション技術」で構成されています。

これからも本物にこだわり、イノベーションを推進しながら「はかる」技術を究め、世界を支える価値の創出に挑戦していきます。

基盤技術

センシング技術

  • 実世界の物理現象を高精度かつ高速に電気信号へ変換する技術
  • 「はかる」技術の中核をなす考え方であり、計測精度を左右する重要な要素
  • ノイズを含むアナログ信号から真の信号を抽出し、デジタル化することが技術の核心
  • ストレインゲージ方式、電磁平衡方式、圧力センサ方式など複数の原理を活用し、用途や精度要求に応じた最適なセンシング手段の設計が可能
  • 活用例:
    ・ストレインゲージを用いて重さ、力、ひずみをセンシング(台はかり、分力計、体重計)
    ・電磁平衡の仕組みを用いて重さをセンシング(電子天びん、生産ライン組込み用高精度計量センサー)
    ・圧力センサを用いて圧力をセンシング(家庭用血圧計、医科向け血圧計)

アナログ技術

  • 正確な計測および制御のために、アナログ電気信号を高精度に取り扱う技術
  • 微小な電圧・電流から高電圧まで幅広い信号を安定して処理可能
  • ノイズ低減や温度変動への耐性など、長期的な安定性を確保する設計技術を保有
  • A/D・D/A変換を通じてデジタル技術との高精度な橋渡しを実現

デジタル技術

  • センシングおよびアナログ技術で取得した信号を、高速かつ安定的に処理・伝送する技術
  • デジタル信号の高速処理および高信頼伝送を実現
  • クロック設計やタイミング制御、ノイズ耐性を考慮した高速デジタル回路設計が可能
  • PCIe、USB、Ethernet等の各種インターフェースに対応
  • マイコンからCPU、FPGAまで幅広いプラットフォームでのシステム設計が可能

ソフトウエア技術

  • ハードウエアを高効率かつリアルタイムに制御する技術
  • 超小型マイコンから高性能CPUまで幅広い環境に対応
  • アセンブラからJava、Web技術まで多様な開発手段の活用が可能
  • 組み込み制御からクラウド上でのデータ管理・可視化まで一貫したソフトウエア開発体制を保有

信号処理技術

  • 取得したデジタル信号を目的に応じた形へ変換・解析する技術
  • ノイズ除去や周波数フィルタ、FFTなど単一信号に対する処理
  • 複数信号を組み合わせた伝達関数解析や相関解析に対応
  • 逆伝達特性を活用した制御(フィードバック・イタレーション制御)により対象へ適切な作用を付与
  • 異常検知、故障予知、分類などに向けた統計解析・AI活用技術を保有

ソリューション技術

基盤技術をもとに、お客様の課題や困りごとを解決するために使用する技術です。

画像解析

画像データから特徴や情報を抽出し、対象物の認識・評価を行う技術です。AI技術や画像処理技術を活用することで半導体の微細なパターンを観察するSEM(走査電子顕微鏡)画像の高精度解析と自動化を実現しています。
さらに、パターンマッチング技術により、微細な差異や欠陥を高感度に検出可能です。これにより、測定のばらつき低減と不良の早期発見を実現し、半導体製造における品質向上および生産性向上に貢献します。

電子光学

電子の動きを光のように扱い、電場・磁場によって電子を制御・集束する技術で、フォトマスク寸法測定および欠陥レビュー装置(マスクCD-SEM/DR-SEM)に活用しています。電子は光に比べて波長が極めて短く、光学顕微鏡では見えないナノレベルの微細構造を高分解能で観察可能です。電子ビームの形状や位置は、電子レンズにより高精度に制御しています。これにより、微細化が進む半導体デバイスの観察・測定の高度化を実現し、プロセス課題の解決および品質向上に貢献します。

超高安定電源制御

半導体検査・描画装置に搭載される高電圧電源および定電流電源において、極めて高い出力安定度を実現する技術です。超高安定度・超低リップルノイズ設計により、電子ビームの揺らぎを最小化し、検査・描画精度を最大化します。装置メーカーが求める高い再現性と長時間の安定動作に応え、個別仕様に合わせた設計対応や安全認証にも対応しています。厳選した高精度部品の採用など部品レベルから設計にこだわり、業界トップクラスの安定性を継続的に追求することで、半導体製造の品質向上に貢献しています。

高速ビーム制御

半導体検査・描画装置において、電子ビームの位置決めを極めて短時間で完了させる技術です。偏向制御アンプ(DAC/AMP)により、応答性能を高め、ノイズ源を最小化する配線や高電圧対応の設計を組み合わせることで、高速性と安定性を両立しています。お客様の装置のスループット(処理速度)向上に直結し、高精度な描画・検査に貢献しています。

シミュレーション

CAE設計に加え、試験機や供試体などをプラントモデル化する技術を活用し、シミュレーションによる設計検証や安全性検証を行うことで、開発の効率化と品質の向上を実現します。さらに、シミュレーションと実試験環境を組み合わせた試験機を提供し、お客様の製品開発を支援します。

リアルタイム制御

計測技術と制御技術を組み合わせ、さまざまな試験機を高精度に制御する技術です。アクチュエータや機構設計と連携しながら、機械の特性に応じた最適な制御を行うことで、高速かつ高精度な試験を実現します。

試験自動化

長時間試験や試験条件に応じた処理の切り替え、品質判定などをソフトウェアを中心に自動化する技術です。安全制御を含めた多重保護設計と操作の標準化により、試験の自動化と高い再現性を実現し、評価業務の効率化と品質向上に貢献します。

材料物性測定

力計測をベースに、材料の強さや変形のしやすさなどの特性を評価する技術です。材料にさまざまな力を加えながら、引張、圧縮、せん断、ねじり、曲げ、摩擦などの特性を測定し、研究開発や品質評価などに活用されています。

高感度質量測定

微小な質量変化を高感度に測定する技術です。てこ式構造を用いた高感度な検出機構と精密な電磁力制御を組み合わせることで、高分解能な質量測定を実現します。研究開発や品質評価など、微小な質量を捉える必要があるさまざまな分野で活用されています。

ひずみ測定

引張・圧縮などの力や荷重によって生じる微小な変形(ひずみ)を電気信号として捉え、高精度に測定する技術です。電気抵抗の変化を検出するひずみゲージを用いてロードセルの変形分を電気信号に変換することで、力や質量を定量的に測定します。電子はかりや体重計などに活用されており、家庭用から商業用まで幅広い産業で利用されています。

クラウド連携・アプリ

取得したデータをクラウド上で安全に管理・活用する技術です。アプリケーションやAPIを通じて外部サービス・システムとの連携を実現し、場所や端末に依存しないデータ活用を可能にします。メディカル分野から自動車関連試験まで幅広い分野で活用されており、拠点をまたいだデータ共有や分析を支えています。また、使いやすさを重視したUI/UXデザインを追求し、機器からの測定データを分かりやすく可視化しています。

血圧測定

カフ(腕帯)内の圧力変化を高精度に検出し血圧を測定する技術です。オシロメトリック法を用いて血管の拍動に伴う微小な圧力変動を解析し血圧を判定します。臨床試験や産学共同研究で得られた知見によって血圧判定アルゴリズムを改良し、高精度な血圧測定を実現しています。一般家庭から医療現場まで幅広く活用されています。

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